結果(2017年12月5週)

2017年の中央開催も終了。
今年から締めを飾ることになった「ホープフルS」ですが、はっきり言ってこの施策は失敗、ですね(まあこの開催日程が決まった時から分かり切っていたことですが)。
ただの2歳馬の重賞程度のメンツで、JRAがレイティングを操作してねじこんだG1らしいG1でした。
来年も同日程。果たして定着するんでしょうかねぇ・・・

さて、では最終日となった12月28日(12月5週)の成績を振り返ります。

【複勝】
投資数:3
的中数:2
投資金額:3,000円(1点1,000円計算)
回収金額:4,800円
週間回収率:160.0%

【3連複】
投資数:3
的中数:2
投資金額:6,300円(1点100円計算)
回収金額:8,040円
週間回収率:127.6%


【主な的中】
12月28日(木)中山7R
1着:タイセイストーム(4人気・軸馬指定
2着:マイネルツァイト(5人気・軸馬指定
3着:アルーフクライ(1人気・相手指定)
3連複:4,020円×2
3連単:59,600円×2



このレースは2頭を軸馬指定。その2頭がワンツーを決めてくれました。
それぞれからの3連複指定ですので配当は2倍。最終日を締めることが出来ました。
3着が断然人気のアルーフクライだったのが残念。差して来た4着馬セガールモチンモクと入れ替わっていれば3連複105倍でした。
最近このパターンが多いですが、何回かに一回は高めが飛び込んでくるのが競馬。その時には配当が相当跳ねますから、たまにやってくるボーナスという感覚で取り組んで頂ければと思います。



これで3週連続でのプラス収支を達成。流れ的には2018年に繋げることが出来ましたね。
しかし12月は1,2週目が絶不調でしたので、月間での3連複回収率は94.9%とわずかに負け越し(複勝は回収率116.8%)。
ただ私の馬券は毎月毎月プラス収支で終わらせる類のものでは無し。少なくとも半年単位で確実に結果を出すものですので全く気になりません。

また別記事で報告しますが、2017年の3連複回収率は187.7%で終了。ハッキリ言って出来過ぎの部類ですが、2016年158%に続いて2年連続爆勝出来たの事実は、自らの馬券術を「自信」から「確信」に変えてくれました。
当然来年も儲けまくる所存です。
お付き合い頂ける会員様においては、来年もどうぞよろしくお願い致します。


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全体回顧【東京大賞典】

年末のダート王者決定戦はコパノリッキーがG1級11勝目の新記録を樹立し大団円。
先日のキタサンブラック、本日のコパノリッキーは共にヤナガワ牧場産。
もう素晴らしいの一言ですね。
芝・ダートでの大記録を樹立した2頭が引退し、新しい時代へと突入します。

そんな感動的なフィナーレとは裏腹、レースは有馬記念に続く凡戦。
その原因はまたしても・・・これについては別途各馬の短評に譲ります。
それではレースを振り返りましょう。

まずはレースのラップタイムを掲載。

12.2-11.1-12.2-13.0-12.8-12.9-12.9-12.6-11.7-12.8
  過去5年最速    ここの5F64.2秒は過去5年最遅   

レースは予想通りコパノリッキーがハナも内からケイティブレイブが抵抗し、前半3F35.5秒と流れる。結局リッキーがハナ、2番手にケイティブレイブが控えて向正面へ。
ハナは変わらずリッキー、2番手にケイティブレイブ、3番手にインカンテーション、4番手には内からミツバが上がる。5番手にロンドンタウン。サウンドトゥルーはロンドンタウンから10馬身少々後方、サウンドの後ろにアポロケンタッキーがつける展開。
前半3Fが速かった影響か、残り1000mを過ぎてもまるで動く気配はなく3角へ。それでもだーれも動く気配はなく、ようやくレースを動かそうとしたのがバルダッサーレ=赤岡修次。それでも絶対リッキーにプレッシャーを掛けるまでには至らず楽逃げは続く。そして4角手前からペースアップ。ギアチェンジ力の差は明白で直線入口で一気に後続を突き放すと、ラスト12.8秒まで落とすも楽々とコパノリッキーが逃げ切った。


1着:△コパノリッキー
好走するならこれしかない、という正に「コパノリッキー様勝って下さい」というレース。
中盤5Fは過去最遅。スローから4角のギアチェンジ力でリードを広げるのは必勝パターン。ホッコータルマエやワンダーアキュートでも対抗出来なかった十八番の戦法で、現在の低レベルメンバーが対抗できるわけがなかった。
あまりにも後続の騎手がウ○コだったわけだが、G1級11勝での引退は素直に祝福したい。

2着:◎サウンドトゥルー
内枠だけに序盤で位置が取れず。5Fベースで見れば流れている「ように見えた」が実際は相当な中だるみだけに、向正面時点で先頭から2秒弱差の位置取りは少々後ろ過ぎた(前半3F35.5秒と流れただけに仕方ない面もあり)。
コパノリッキーがあれだけ楽逃げの十八番パターンに入っただけに流石にこれは差せなかったが、2着を確保したのはハッキリと地力の違い。
どういう流れになろうが、現状程度のメンバーなら差し込んでくるという評価での本命だったが、とりあえずの責任は果たしてくれた感。大野からすれば動かない2番手以下の騎手達が歯がゆかったろう。

3着:〇ケイティブレイブ
ラスト2Fまで上がらないペース、結局400m手前から一気にペースを上げられ11.7秒地点で突き放されてジエンド。
川崎記念で日本TV盃で、そして前走チャンピオンズCでも散々キレ負けしてきてのこれ。
上記記載のラップの通り5F連続で散歩のようなラップなのに無策なんですからねぇ・・・有馬記念=シャケトラのVTRを見ているかのような騎乗には怒りを通り越して騎手としての資質を疑いました。
ただしこのラップでケイティブレイブ自身はラスト1F13秒台まで落としているわけで、もしかすると前半3Fのハイラップが案外堪えた可能性もありますね(35.5秒程度で堪えるようでは馬のデキに疑問を感じますが。あれだけ中盤が緩んだわけですからね)。
まあとにかく本当に勝負出来ない騎手であることは改めて、嫌というほど分かりました。
(ようこれで20年も一線でやれてるよなぁ・・・)

4着:消アポロケンタッキー
とにもかくにも上がり特化の流れになったことが全て。この流れでしか走れないわけですからね。内枠+前半流れ過ぎたことで位置が後ろになりすぎた分、4着まで。
ただ馬体重が示す通り馬体は太かった。だいたいがパドックではよく見せる馬が今日はそこまででもなかったですからね。馬体絞れれば、そして使えばもっと走れますが「少頭数」「外枠」「スロー」が想定される時に狙って下さい。

5着:△ロンドンタウン
スローに泣いた一頭。ロンスパ想定だっただけにこのペースは痛恨でした。「まともなら」穴開けてたと思うけどなぁ・・・前走がよく分からない負け方で人気なかったですが、あまりにも過小評価です。

6着:消ミツバ
懸念していた通りミルコはこの馬のことを理解していなかった。向正面で内の4番手で落ち着こうとした時点でこの馬が消えることは分かりました。
事前記事でも書いた通り、とにかくアフリート色が強い馬で揉まれ弱い。松山騎手はそこを完全に把握して性格に応じて工夫して乗っていたのに、なぜここでミルコに乗り替えたのか。オーナー主導か調教師主導か分かりませんが、敗因は乗り替えを決めた人間ですね。

7着:▲インカンテーション
対応出来なかったですね。力関係云々ではないと思います。大井なのか距離なのか。いずれにしてもG1級では府中マイルのようなコース・距離がベストということか。

馬券は◎○△ですが、コパノリッキーは元返しの押さえですから収支はトントン。
ご期待頂いた方については申し訳ございませんでした。

ただ、「スローなら走れるのはこの馬」といった評価がバッチリ結果に反映されたように馬単体の評価は完璧だったと思います。
展開は時の運なので、つまりだからこそ予想は難しいのですが、馬の個性は過去のレースと血統を見ればだいたいは理解出来ます。
ですので特にその点を重視してこのブログを見て頂ければ、結構お役に立てると思っています。

また注目度の高いレースでは検証企画をやりたいと思いますので、覗いてみて下さい。

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【DAY4】東京大賞典 結論

東京大賞典当日です。
各馬の検証も終わり、いよいよ結論。
ここは是が非でも当てて2017年を締めくくりたい。それだけの自信もあるつもり。

まずは展開予想。
はっきり言ってこれが一番重要。これを外したら90%ぐらいの確率で馬券も外す(はず)。ちなみにどれがハナを切るかとかはさほど重要ではない。それよりもどこでレースが動くか、これが何よりも重要。

ハナはコパノリッキー。コパ氏がフェイスブックで逃げ宣言していたこともあるし(三味線かもだが)何が何でも行きたいクチも居ない。祐一は主張するほど勇気も勝負勘もないし、ミルコ=ミツバはそもそも二の脚遅く鞍上はゲート不安で積極的に主張するタイプでもない。
番手にインカン・ケイティ・ロンドンあたり。
隊列はあっさり決まって2角過ぎまで大きな動きはなし。問題は残り1000mからだ。
さすがにG1級10勝馬の楽逃げでは2番手以下は早めにプレッシャーを掛けに行くはず。特にケイティブレイブは日本TV盃でも前走チャンピオンズCでもキレ負けしてきただけに、(自分の馬の特性を活かす意味でも)競馬IQの低い祐一でもさすがにプレッシャーを掛けにいくはず。相手は豊ではなく田辺だけに忖度もないはずだ。万が一いつものように祐一がビビって動かなくても、三浦=インカンが動くか、スローの時には必ず何か策を取ってくるミルコ=ミツバが捲ってくると見た。森泰斗もギャンブルに出る可能性はある。
いずれにしても残り5Fからペースアップするロンスパ気味の競馬になる想定だ。
これらを踏まえての最終予想。

本命
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本命印はこの馬に献上。
地方交流戦では中央馬と地方馬との絶対スピードの違いで道中から馬群がバラけるのが特徴。テンに速くない同馬でも位置が取れ、進路確保に苦労しない。地方交流では(3-4-4-2)で着外の2度はマイル戦と休み明け。叩いた後の中距離では(3-4-4-0)とパーフェクトだ。差し馬だけに道中流れるのがベストで、ロンスパ想定の流れはお誂え向き。たとえスローの決め脚勝負になっても2016帝王賞、2016東京大賞典、2017JBCクラシックのようにきっちり馬券圏内は確保している。これは先述したように馬群がばらけ易いことと、軽すぎない地方馬場が向いているが故だ。
心配していたデキに関しても前走時より4F、ラスト1F時計を詰めており不安は無し。
2017年を締めくくるのはこの馬だ!

対抗
⑫ケイティブレイブ
分析記事で書いた通り、2017帝王賞勝ちは偶然と運(出遅れて思い切った競馬が出来たこと、アウォーディー・アポロケンタッキーがドバイ帰りだったこと、サウンドトゥルーが不得意の休み明けだったこと)が重なった結果だ。5F通過62.1秒でラスト2F最速地点が11秒台に入って来ない低レベル戦、勝ち時計が過去10年で2番に遅かったことが何よりの証拠だ。ただそこでこの馬が証明したのはロンスパ適性の高さだ。自身ラスト2F11.9-12.1で駆け抜けたように5速でいつまでも走ることが出来る。
それを考えれば今回のロンスパ想定は願ってもない流れだ。そこに来て斜陽のコパノリッキーが1人気になるような相手関係だけに、こと「馬券内」ということに関しては信頼して良いのではないか。
ただし、スローの前走で何も出来なかったように(やっぱりキレは無いですよね)終い特化の流れになればジエンド。

単穴
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対抗と印を迷ったが、やはり力関係だけが未知であるため安パイだがこちらの印を下げた。この4走で距離・ペース問わず堅実に駆けてきた内容は非常に優秀。4走前を見る限り距離はまず大丈夫だし、ロンスパ戦・ギアチェンジ戦どちらにも対応可能だ。
最初に書いたように力関係が未知だが、実際にモーニン・ベストウォーリアあたりを撃破していることを考えれば問題はないだろう。頭まで突き抜けてもおかしくない。

△1
⑮ロンドンタウン
分析記事に書いたので参照して欲しいが、恐らく同馬にとってベストの流れになるだろう。思った以上に人気がなく(ヒガシウィルウィンより人気ないとか異常)ここは狙いたい。調教はCWで7Fから。ラスト11.7秒でまとめた内容は前走以上。8枠も同レースではラッキー枠だ。

△2
⑬コパノリッキー
スローになった時、もしくはギリギリまでかわいがってもらった時用のヒモ押さえ。後続に早め早めに来られれば残せないだろうと思うが果たして。

△3
⑧ヒガシウィルウィン
消す予定だったが調教で拾った。6Fから時計を出し、5F/3Fでそれぞれ前走とは1秒速い時計を楽に出して来た。前走とはかなりデキが違う感。馬券の端っこで拾う。


①ミツバ
最内枠でこの馬を買うとか、この馬のファンか相当なマゾだろう。ただでさえ揉まれ弱い馬で、横山典騎手が極端な競馬をしたり松山騎手が常にスタートから外に出す意識を持っているのは、この馬の癖を知ってこそ。前走をして「大外ブン回し」と批判する輩もいるが、大外を回したからこその6着で、馬群に入れれば惨敗だったろう。
勝手知ったる松山騎手からミルコへの乗り替わりはマイナス。そこへきて3人気なんだから買う理由がない。


⑤アポロケンタッキー
昨年の同レースのような流れは夢だろう。ああいう流れには何度もなるものではない。内枠も明らかにマイナス。


買い目だが当初はケイティブレイブは3連単2・3着付けで、などと考えていたがオッズが良い意味で想定外。
ミツバやコパノリッキーあたりが人気している意味不明なオッズなので、ここで3連複で十分儲かる。
◎○2頭軸から▲を厚めに、あとは印の順に金額を上げ下げしていく。

木曜競馬で配信済だが3連単590倍ダブル獲りなどで30万ほど浮いたので、ほぼ全額投入するつもり。
こんなおいしいオッズになるとは望外で、十分勝負して良いと判断した。
帯ゲットして2017年を締めくくりたい。



【DAY3】東京大賞典徹底検証

いよいよ東京大賞典前日となりました。
今回は前回の続き、有力各馬分析の後半です。

⑩インカンテーション
シニスターミニスター×マキャベリアン、血統の字面通り大箱ベスト。距離もマイルがベストだろう。前走武蔵野Sは恐らくベスト条件だった。
ただし府中マイルに特化した馬ではないのは戦績が示す通り。そもそも5歳時にはG1を勝つだろうと思われた能力の持ち主。休養後4戦目のマーチS以降の充実は馬柱通りで、マーチSは3F目以降淀みなく流れてラストF13秒後半まで落とす消耗戦をグイッと一伸び。かしわ記念は船橋らしい3角からのペースアップを内で立ち回り原則ラップを一伸び。白山大賞典は不良馬場の初距離も好位から危なげなく抜け出し楽勝。武蔵野Sは府中マイルらしく中盤緩んで終いの一脚を要求される流れを一伸び。とペースの緩急問わずに好走を重ねてきた。
最初にマイルベストと書いたが、マーチSの流れを最後一伸び出来たならば2000mは問題なし。終いの一脚も持ちあわせており大井適性もありそう。
あとは力関係だけ。かしわ記念ではモーニン・ベストウォーリアを撃破してきたが、前者は地方適性、後者は斜陽とこれは胸を張れるものでは無し。現にコパノリッキーには完敗だった。2000mでコパノリッキーを逆転出来るか。

⑫ケイティブレイブ
帝王賞を除けばその基礎スピードを活かした逃げ・先行から粘り込む形が基本形。ただしこれまでのキャリアで帝王賞を除く重賞勝ち鞍は浦和記念・兵庫CS・名古屋大賞典・白山大賞典のみ。G1級に入ると基礎スピード面で優位性を作れず、ラストで何かに差されるレースを繰り返している。G1級で勝ちきれない要因は瞬発力不足であることは明白で完全なワンペース馬である。
さて、そんな同馬が初めてG1級レースを勝った今年の帝王賞。逃げると思われたがゲートの一歩目で滑って出遅れて止むを得ず後方から。レースは5F通過62.1秒。当日の馬場を考えれば平均ペース。5F通過から12.4-12.3-12.6-12.2-12.8。このペースなら例年ラスト2Fは11秒に入って来るはずが、4角時点で前の各馬の手応えはイマイチでペースが上がらない。そんな先行勢を尻目に外から進出し差し切ったが、自身が使ったラスト2Fは推定11.9-12.1程度。「キレる脚を使った」とか「控えた方が良い」という意見が散見されるが、はっきり言ってトンチンカン。やっぱりキレる脚はなかった。それでも勝ち切ったのはアウォーディーとアポロケンタッキーはドバイ帰り、サウンドトゥルーは苦手な休み明けとライバルたちが総じて力を発揮出来なかったから。ちなみに勝ち時計2分4秒4は過去10年で2番目に遅いタイムと超凡戦だったこと、2着がそれまでの中距離G1で大敗を続けていたクリソライト程度だったということも間接的にこの説を証明しているとは言えまいか。
ここまで帝王賞勝ちにネガティブな書き方をすると、この馬が弱い馬であると勘違いされそうだが決してそうではない(あくまで帝王賞勝ちがラッキーだったと言いたいだけ)。堅実に駆けていることも事実で、そして今回も相手関係は楽。ある程度流れれば馬券から外すことは危険。ただ勝ち切る姿を想像することは出来ず、買うなら2,3着固定で良いのではないか。

⑬コパノリッキー
ここまで挙げたG1級10勝の内7勝がマイル戦で(7-0-0-2)着外2回は共にフェブラリーS。1800~2100mのG1級は(3-2-1-6)。この戦績が示す通りにベストはマイル。そして中距離G1で連に絡んだレースは全てラスト3F戦に持ち込んだものだった。逆に言えば中盤がタイトになる流れでは終い我慢が出来ない。これは例外がなく、ある意味分かりやすい馬だ。自らペースコントロールして、4角でギアチェンジ力とコーナー加速力を利して後続との差を広げそのリードを守り切ってゴール、これが理想のシナリオだ。
当然今回も鍵は展開。それが全てだとも言える。南部杯を見る限り大きな力の衰えは無し。前走もそうだが田辺騎手が同馬に乗った時にはスローの逃げに持ち込もうとしているので、今回もそのような流れに持って行くだろう。それを後ろが許してくれるかどうかだ。
ちなみに大井2000mでのG1勝ちはいずれも鞍上武豊。これは同舞台を知り尽くしていることも勿論だが、同騎手の逃げに対する「忖度」が働くことも多少はあるだろう(つい先日もそういうレースを見たような)。「忖度」が働かない今回、果たしてスローの逃げは打てるだろうか。

⑮ロンドンタウン
エルムSもアンタレスSも残り1Fまでは差が詰まらず、ラスト1Fで差し込んでいるように6速はないが5速で走り続けられるタイプ。ケイティブレイブの類似品と捉えれば良いだろう。そして軽い馬場がベター。5速で走り続けられるがマーチSや平安Sのような消耗戦では良さが出ない。また上がりだけの競馬も当然マイナス。
本質的に大井の馬場はどうかと思うが、今開催は雨が降らずに比較的時計が出ているのは好材料(大井は雨が降ると粘着質が増すので重くなる。中央ダートと一緒だと考えて勘違いしている人の多いこと)。
あとは前半ゆったり流れて3角からペースが上がる流れれれば。ホッコータルマエ時代はラスト2F最速地点で11秒中盤の時計を求められたが、現在の低レベル世代ならよほどのスローにならない限り最速地点でも12秒フラット程度しか求められない。
前走の惨敗の原因が不明でそこがもっとも気になるところだが、まともなら馬券の一角に絡んできてもなんら不思議ではない。


後半は以上。
展開が結果を左右する典型的なレースでしょう。
少なくとも勝つ資格があるのはこの2頭(馬番記載してます)
↓ ↓

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ちなみにケイティブレイブではありません

次回は結論を書きますが、小波乱あります。
少なくとも有馬より自信あり、です。


【DAY2】東京大賞典徹底検証

今回は東京大賞典に出走する各馬を分析していきます。
ただし、前回書いたように勝負になる馬は限られているレースですので、有力馬のみ精査していきます(枠番順)。

①ミツバ
まず知っておくべきはこの馬の揉まれ弱さ。これは母母父アフリート由来のもの。母母ゴールデンジャックもそうだったが、アフリートの血を持っている馬はまず揉まれ弱い。
それを知った上で過去VTRを見るととても興味深い。例えば横山典騎手は突然逃げさせたり(ブラジルC)、馬群から大きく離して追走させたり(川崎記念)したが、これは馬の性格を考慮したものだし、松山騎手に替わってからも「スタート後からとにかく外に出す」ことを大前提にして、4角は100%大外だ。10頭分外になろうがとにかく大外を回している。
そういう意味で1枠1番は最悪だ。しかも2~10番まで速い馬・速くはないが遅くはない馬がズラリと並ぶ。外に出すには位置が相当後ろになるだろう(鞍上がスタート下手だし)。
そしてミルコへの乗り替わり。陣営から揉まれ弱いことは伝わるとは思うが、この乗り替わりは危険だ。この馬の全てを知っている松山騎手で良かった。

その他の馬キャラ的には、重い馬場での11秒台の脚は持ち合わせていないので、平均的に脚を使う流れがベター(今年のJBCクラシックがそういう流れだった)。昨年のようにスローからのラスト12.2-12.4-11.6-12.3という流れではノーチャンス。
そして速い脚を持っていないが故に後方からの競馬では惨敗を喫している(アンタレスSとシリウスS)。速い脚を持っていない=捲れない=馬が嫌気を差す、ということ。ここでも気性難が関係しているのだ。

以上から今回は相当に恵まれたり、うまく運べないと好走は難しい。
比較的簡単な解決法は「逃げること」だ。幸いに「何が何でも」タイプは居ない。ミルコが積極的に逃げるとも思えないが、この辺は陣営コメントを見て判断したい。
「いつも通り」に進めるなら消しても良いと思う一頭。

③サウンドトゥルー
2015年日本テレビ盃から重賞を走り続けること17戦。その内13戦で馬券になっているように、どんな条件・ペースでも持ち前の末脚を発揮している。それだけに芝スタート以外は致命的な不得意条件というのは存在しない。
大井2000mという条件は2015年JBC以降7回走って(2-1-2-1)。唯一の着外は今年の帝王賞4着だが、これは7戦中唯一の休み明けでもあった。元来が使って良くなる馬で、この着外はそれほど気にする必要はない。交流戦だけに自然と良い位置が取れて終い37秒前後の脚をコンスタントに使えるだけに大崩れはない。
勝ち切った2戦以外は全てラスト2F最速の流れだっただけに、中盤流れて終い消耗する流れがベストではある。

懸念は前走チャンピオンズC。キャリア初の2桁着順だった。確かに中盤が相当緩んで、ゴールドドリームが勝ち切ったようにどちらかと言えばマイラー適性を問われるレースになったので仕方ない面もあるが、それでも負けて強しの伸び方ではなかった。
また高木登調教師が言っていたようにJBC時に出来が良すぎた面もある。
果たして上積みはあるのか、下降線を描いているのではないのか。その辺りは最終追いを確認して結論を出したい。

⑤アポロケンタッキー
昨年の覇者。その昨年は明確なスローから4角のギアチェンジ力で圧倒しての勝利であった。レース後に禁止薬物発覚と味噌をつけたが、それに関しては影響力がどの程度か分からないので置いておく。
その後は日本テレビ盃勝ちが目立つ程度で、大井2000mでも連敗。結論から言えばスイートスポットは「外から被されない」「道中ゆったり入っての終い特化」。前者に絡んで「少頭数」というのもあれば完璧だ。またもしかすると実は2000mは長いのではないか、という疑惑もある。
2016みやこS、2016東京大賞典、2017日本テレビ盃はいずれも外から押し上げる形で、終い特化の流れだった。
そういう意味では5番枠は痛手だが、内田騎手がこの馬に乗る時には早めに外に出す意識を明確に持っていることが見て取れるので、その点は心配ないだろう。
ただそうなったとしても道中流れてしまうとしんどい。3枠6番からスタートした今年の帝王賞がそんな形だった。好走するにはかなり条件が揃わないと・・・

⑧ヒガシウィルウィン
東京ダービー制覇の勢いそのままにJDDでは中央勢も撃破した同馬。秋二走目で迎える初の古馬相手のG1となるが、非常に厳しい戦いになると言わざるを得ない。
長くなるので詳細なラップ記載は避けるが、近5年の東京ダービーで最もレベルが高かったのは2014年(ハッピースプリント)、次点が今年(ヒガシウィルウィン)。
同様にJDDについてやはり2014年(1着カゼノコ、2着ハッピースプリント)が最もレベルが高く、次点が2013年(エーシンゴールド)、あとの3年は横並びという見立て。
近5年で南関東最強と目されるハッピースプリントはピーク時で古馬G1の3~5着レベル、それより1枚落ちの同馬が通用するはずがないというのがロジカルな考え方だろう。少なくとも春時点に示した能力では。
ちなみにJDD2着のサンライズソアは武蔵野Sこそ2着と健闘したが、1800m以上では通用せず。3着タガノディグオ、5着ノーブルサターンも同様だ。
ひと夏越した前走浦和記念は勝負所の反応が鈍く、いかにも休み明けという感じだったが底力で2着は死守した。しかし1.1秒ぶっちぎられた相手がマイネルバサラ程度では春からの成長もなさそうで・・・

以上で【DAY2】は終了。

今回の4頭で買うべき馬はこれ(馬番記載)
↓ ↓

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他の馬は消しでも良いかもですね。

次回は残り4頭を精査します。


【DAY1】東京大賞典徹底検証

有馬記念に続く徹底検証シリーズは「東京大賞典」。
やっぱり「ホープフルS」じゃあ一年は締めれない。年末のダート決戦で2017年を締めたい。
有馬記念はとんだ凡戦でストレスが溜まるだけだったので、当たっても外れても納得いく熱いレースが見たい。

まず【DAY1】では簡単な過去傾向とレースの概要を見ていきたい。

まずは過去5年の3着内馬の人気は以下の通り。
【2012年】2→3→1人気
【2013年】1→2→3人気
【2014年】1→2→8人気
【2015年】3→1→6人気
【2016年】5→1→2人気

中央馬と地方馬の能力差がいかんともし難いこともあり上位人気での決着ばかりなのは仕方のないところ。
地方馬は2014年サミットストーンの3着のみ。同馬はソリタリーキングに先着したり直前の浦和記念を勝つなどの実績がありました。
ここ2年は中央馬の中でも人気の無い馬の好走が目立ちますが、これは絶対王者ホッコータルマエやそのライバルであるワンダーアキュートらが引退し、コパノリッキーも年齢を重ねてダート界が群雄割拠になってきた故の事象。
暫定王者がアウォーディー程度ですから、それも必然の結果でしょう。
今年もチャンピオンズCはマイラーのゴールドドリームに持って行かれ、春の帝王賞の勝ち馬がケイティブレイブですから(これが典型的なたまたまハマった勝ち)群雄割拠の時代は続いています。
今年も一波乱があって良さそうですね。

次にステップですが、過去5年の3着内馬15頭中14頭は前走でチャンピオンズC(旧JCD)に出走していました。例外は前出のサミットストーン=浦和記念のみ。
チャンピオンズCをステップにした14頭中11頭はそのチャンピオンズCで掲示板に載っていました。

尚、JBC創設以降、JBCクラシック勝ち馬が同年の東京大賞典に出走した場合、その成績は(4-4-2-1)で着外は2015年4着のコパノリッキーのみと準パーフェクト。
今年のJBCクラシック勝ち馬サウンドトゥルーには心強いデータ。

最後にレースラップについて。
十中八九スローが基調になる大箱芝レースとは違い、メンバーによってかなりペースが左右する大井2000m。
過去5年を見ても5F通過は62.1/64.9/61.7/61.3/64.8と様々。
スローならラスト2F11秒中盤の脚が求められ、流れればポテンシャルが問われるのは言うまでもないところ。
有馬記念以上にペース予想が重要になるレースで、それを誤ればジエンド。
ペースと適性を見極めて、年末の大一番を仕留めたいです。

【DAY2】以降では有力各馬を精査します。

現状での本命候補はこれ
↓ ↓

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結果(2017年12月4週)

有馬記念も終了し「これで中央は終了」感は否めないですね。
28日が残ってます、と言われてもいまひとつしっくり来ませんが、来年も同様の番組編成のようですし心と体を慣らしていくしかないですね。

さて、では12月4週の成績を振り返ります。

【複勝】
投資数:1
的中数:1
投資金額:1,000円(1点1,000円計算)
回収金額:2,000円
週間回収率:200.0%

【3連複】
投資数:1
的中数:1
投資金額:2,800円(1点100円計算)
回収金額:7,290円
週間回収率:260.4%


【主な的中】
12月23日(土)阪神12R
1着:チェイスダウン(5人気・相手指定)
2着:メイショウアリソン(2人気・軸馬指定
3着:スズカコーズライン(4人気・相手指定)
3連複:7,290円
3連単:54,790円

軸馬指定した池添兼雄厩舎メイショウアリソンは四位→息子謙一への乗り換えで勝負鞍。
当初予想よりも人気してしまいましたが、きっちり連は確保してくれました。
1・3人気も消えてくれましたが、欲を言えば3着が入れ替わって欲しかったですね(入れ替われば3連複112倍)



今週は2場開催ということもあり一鞍のみのご提供。
会員様においては物足りない週末だったかもしれませんが、サービス提供した24日の単勝高期待値馬は2戦2勝、共に1人気だったので面白くも何ともなかったと思いますが、回収率230%と考えればせめてもの「お詫び」にはなったのではないでしょうか。

12月は1・2週目に沈黙してしまいましたが、3・4週目にきっちり巻き返しました。
最終日(28日)もきっちり勝ち越して2018年に繋げますのでご期待下さい!


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凡レースの戦犯は・・・【有馬記念回顧】

第62回有馬記念は、キタサンブラックがG1最多タイの7勝目、歴代最多賞金王に輝いて大団円!となったけれども・・・忖度競馬と揶揄されるような内容に加えて、直線でのラフプレーも相まって年末の大一番としては決して満足度の高いレースとは言えないものとなってしまった。

とりあえずレースを振り返る。
公式ラップは以下の通り。

6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3

スタートを決めたキタサンブラックがハナ。行くかと思われたトーセンビクトリーは出たなりで主張せず。代わりに期待通り抜群のスタートを決めたシャケトラと外から出して行ったカレンが2番手。最内ヤマカツエースはスタート安めも出して出してキタサンの後ろを取った。
シュヴァルグランは出たなりで中団外。スワーヴはミルコで出遅れ後方から。
そのまま隊列は変わらず進み5F通過は1:01.6。途中13.3-13.2-12.8とかなり緩む地点があったものの誰も動く気配はなく残り1000mを迎えても馬順は全く変わらないまま。
恐ろしいことに残り600mまでなんの動きもなく、ようやく3~4角中間地点でペースが上がり始めるが、これはキタサン自身が引き上げたもので思うツボ。残り2F11.2秒最速で後続との差を広げ、キタサンブラックがそのまま先頭でゴールした。
なんでこんな競馬になってしまったのか。とりあえずの最大の戦犯はシャケトラ=福永祐一だ。

キタサンブラック
とにかく恵まれた。枠順抽選でこの枠を引き当て、有力馬が軒並み外を引いた時点で勝負は決まっていたのかも知れないが、はっきり言って内容は平凡だ。後述するように祐一が仕掛けてさえいれば着外さえあったと思っている。理由は平凡なラップだ。
昨年は残り1000m地点で1分33秒2、そこから11.8-11.7-12.1-11.7-12.1を刻んだ。
今年は残り1000m地点で1分34秒1、そこから12.2-12.1-11.7-11.2-12.3。
昨年より仕掛け所が2Fも後ろになりながら(つまり3F戦になりながら)、ラスト3Fは11.7-11.2-12.3と超平凡。しかも昨年よりマイルで1秒は速い馬場でありながら、だ。
もっと分かりやすく比較するならば一昨年との比較。
一昨年は残り1000m地点で1分34秒1と今年と同じ。そこから12.0-11.9-11.5-11.3-12.2だった。ちなみに馬場差は今年と同程度だった。
ピークだった昨年比較はともかく、3歳時よりもラップ比較で劣っているのである。
これは疲労によるところが大きかったのだろうと思うが、もうキタサンブラックを勝たせるがの如く誰も動かなかったことが最大の要因であり、決して強さを誇示したものではなかったことははっきりと書いておきたい。

シャケトラ
さて・・・問題は本命印を献上したこの馬である。というか問題は鞍上だ。
とりあえず馬について書けば、4㎏絞れたとは言えまだ太かった。ただパドック気配は抜群で、とりあえず現状出来る仕上げはしてくれたという感じであった。
抜群のスタートから2番手は期待以上であり、この時点で「もらった」と思えたほど。ところがそこからがいけない。というか論外。
この馬にキレやギアチェンジ能力がないのは誰でも分かること。残り1000m地点でキタサンがマイペースなのは明白で、あの時点で誰も動かないならばレースを動かす必要があったのは他ならぬこの鞍上だったはず。
3F戦になればキレ負けするのなんて誰でも分かる話で、少なくとも残り800mから動いてそのコーナー加速力を活かして4角先頭の形を作るべきだったはず。というか余裕で出来た。
だけれどもやらなかった、なぜやらなかったのかは分からない。
そして何もせず待って待って待ち続けた結果、全て後手に回ってキレ負けして6着。もう意味不明だ。
この鞍上が勝負弱いのなんて、祐一がデビューする前から競馬をやり続けているんだから百も承知だ。ただここまで競馬IQが低いとは思っていなかった。もう少しマシだと。ただこちらの想定以上に競馬IQも低ければ、勇気もなかった。もしかすると体内時計がないのかもしれない。
前述したようにキタサンブラックは本物ではなかった。それだけに最大のチャンスだった。もし早めに動いていても後ろにやられた可能性はある。特に長く脚を使えるシュヴァルグランには捕まっていたかもしれない、ただ6着は無かった。
角居先生、もう鞍上変えた方が良いですよ・・・

シュヴァルグラン
基本的には小回り適性が出てしまった。加速に時間が掛かるタイプでもあり、このペースでは余計にきつかった。ただ直線でミルコに寄られていなければ2着はあった内容で、疲労がありながらもここまで走ったことは驚きであった。ハーツクライ恐るべし。更に強くなっている感。来年の天皇賞春はもらったも同然だろう。恐れ入りました。

スワーヴリチャード
とりあえずスタートで安めを売ったのが全て。後方外目で何も出来なかった。ただ手前の問題は大丈夫だった。直線はヨレてしまったけど、あれで小差4着に詰めるのだからやはり強い。これもハーツクライ。来年はより強くなるだろう。

クイーンズリング
内枠からルメールが完璧に乗った。馬体重が増えたまま絞れず、体が繁殖の準備をしていると決め打ちしていたが、見る目なかったですね。ただ今日は巧く立ち回ったことに加えて3F戦になったことが大きく、馬券を取った人はこんな流れを作った祐一に感謝すべき。
これで引退。良い子供を産んで下さい。

ルージュバック
出負けして腹を決めて最後方。これも3F戦の決め脚比べになったから走れたクチ。

サウンズオブアース
ルージュバック同様、3F戦になって浮上。

ヤマカツエース
想定通りに絶好の位置は取れた。決め脚でここまで劣る馬でもなく、出して行った分かなぁ・・・

サトノクラウン
馬群に入れて3F戦の時点でノーチャンスなんだけど、パドックが後肢の踏み込み浅いし、頭高いし、変な発汗してるし最悪だった。展開云々の前に状態イマイチだった疑惑。

サクラアンプルール
これが一番可哀そうだった。3F戦は絶好の展開で残り200m地点手前ではすぐ横のシュヴァルグラン・スワーヴリチャードを出し抜く手応え(実際前に出た)だったが、そこで両サイドからパッチンされて終了。少なくとも2着はあった内容で、非常にもったいなかった。
ただこのメンツでも決め脚比べなら上位であることははっきりしたし、大阪杯あたりでおいしい配当を運んでくる可能性がある。


予想は展開を読み違えた時点で完敗でした。
この借りは「砂の王者」らしくホープフルSではなく東京大賞典で返すつもりです。

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★結論★有馬記念徹底検証【DAY7】

有馬記念徹底検証も【DAY7】、最終日。
結論です。

第62回グランプリ有馬記念(G1)
◎7シャケトラ
〇2キタサンブラック
▲1ヤマカツエース
☆8レインボーライン
△14スワーヴリチャード
△9サクラアンプルール
×12サトノクラウン
×13ミッキークイーン

まず言い訳しておきたいのは、週中まではキタサンブラックは切る気満々でした。
これはJC終了後からずっと書いてきたように、やはり余力の問題が引っ掛かるから。
しかしながら、2番という好枠を引き当てた上にライバルと目される馬が全て外。展開も4F戦になりそうで消耗を最低限に抑えられそうなこと、更に最終追いが少なくともJCよりは雰囲気が良かったこと、そして何よりそんなキタサンを凌駕できる(少なくとも予想段階で)馬が皆無であることから止むを得ず予想を変えた次第。

ただし一頭だけ可能性を感じるのは本命に抜擢した◎シャケトラ。小回り巧者でコーナー加速性能は現役馬の中でも屈指でしょう。日経賞の後半5Fを58.2秒(ちなみに昨年有馬のキタサンは59.1秒程度)で駆け抜けた内容は「これぞ小回り巧者」というもので、3角下りからノーブレーキで走らせたい馬で「枠は内過ぎない真ん中よりの内目が最高」と思っていたところに7番枠を引いてきた。
巷では鞍上が不安視されているが私の考えは真逆。理由は2つ。まずスタート不安定なこの馬に現役屈指のスタート上手の鞍上というのが1点。事実前走では完璧にゲートを出して来ました。もう1点は、3角下りからノーブレーキで走らせたい同馬に対し、無理くりインを通らせるよりも基本は外を回すという消極さがこの馬には吉と出るという点。この馬なら大外を回しても余裕で捲り切れるはずで、鞍上には変な色気を出さず、この馬こそ大外を回して欲しい。

3番手以下は消去法。
まず昨年より速い馬場であることで、枠的に外を回される点でミッキークイーンとサトノクラウンはここで置かれる可能性大で押さえまで。
シュヴァルグランも同様で、コーナーで脚を使い切って直線伸びずという昨年と同様の負け方をすると思う。この馬に関しては人気も考慮して消した。

ヤマカツエースはこの枠&ギャンブルジョッキーならインで死んだふりでしょう。短い直線でも一脚使えるだけにうまく立ち回れば勝ち負けまで。
レインボーラインも同様ですが、これは例年より速めの馬場ということで一枚割引。

スワーヴは内枠なら本命も考えていましたが、この枠だと立ち回りが難しいし、早めに吹かしていくと手前の強さの関係上、右回りだと早め失速の可能性もあって評価を落としました。
サクラアンプルールは大穴で。内枠ならもっと面白い存在でしたが、この枠でこの鞍上ではインに固執するとは思えず評価は下げました。ただ中山は相当な巧者のはずで、ちょっと人気なさすぎますね。

馬券は◎〇の2頭軸の3連系で勝負。
キタサンが当初の懸念通り疲労が原因で失速した時も考えて◎▲、◎☆のワイドも買っておきます(これでも30倍以上つきますから)。
3連単はキタサンが2,3着に負ける想定で買いたい。

7日間お付き合いありがとうございました。
また大きいレースの時には同じことやりますので、よろしくお願いします。

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★結論前に★有馬記念徹底検証【DAY6】

特別企画として毎日更新してきた「有馬記念徹底検証」。
枠順も決まりましたが、なかなか悩ましい枠順に。
微妙な立ち位置の馬に8枠に入って死んでほしかったのですが、よりによって枠は関係なく消せるカレンとサウンズオブアースが入るとは・・・

まあそれは置いといて、まずは展開予想から。

ハナは多分トーセンビクトリー。田辺騎手が枠順抽選会で意味深発言した時にピンときました。この枠ですし。そして番手に内からキタサン、外から強引にカレン。
最内取ったヤマカツ、キタサンマークと公言しているルメール=クイーンズリングあたりがキタサンの後ろを狙ってインは渋滞するので、これら以外は「うまくインに潜り込んで」というのは無理筋。インに入れても中団以降でしょう。
さて、トーセンがハナでも実質ペースを握るのは武豊=キタサン。向正面で邪魔が入らないと仮定すれば残り800mからペースアップさせる。上がりだけの競馬には絶対にしない。
ただ断然の1番人気馬が内枠からマイペースで運ぶ状況をさすがに傍観しないだろうから、残り1000mぐらいで誰かは分からないが誰かが突つくはず。
ちなみに宝塚と同様にかなり早めに突つかれても豊は動かないはず。宝塚と同じ轍は踏まない。よって5Fロンスパ戦と想定。要は昨年と同じような流れだ。

次に馬場状態。
先週、そして土曜の競馬を見ても例年より馬場が良いのは明白。
昨年比較でマイルで1秒程度時計は速い馬場と考えて良いでしょう。
また例年より内も生きています。

ちなみに昨年のラスト5Fラップは 11.8-11.7-12.1-11.7-12.1 残り900mから徐々にペースアップして3~4角中間でやや息が入って、4角入口から再加速してラストは我慢比べ。
今年は馬場が速い分、特にラスト2F(最速地点)のラップがポイントになる。

予想は5Fロンスパ戦、そしてある程度速い馬場という想定で取捨を決めたい。

かなり悩んだが消したい馬は以下の7頭。
・クイーンズリング(能力低下顕著)
・トーセンビクトリー(4F戦ではラスト息切れ)
・ブレスジャーニー(悩んだが距離が問題。テン乗り三浦もプラスで無い)
・サトノクロニクル(早めに吹かす必要あるが、戸崎がそうする出来ると思えず)
・ルージュバック(やはり大箱3F戦がベストで)
・カレンミロティック(全盛期になくしかも8枠では)
・サウンズオブアース(全盛期になくしかも8枠では)

残り9頭はもう一度、二度精査して印を決めたいです。

とりあえずに上位人気で一番軽視したいのはこの馬
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理由は最終結論の記事にて。


有馬記念徹底検証【DAY5】

有馬記念徹底検証【DAY5】は全頭分析その2。
今日は後半の8頭です。
枠順は決まりましたが、そのあたりはまた明日にでも見解書きます。

シュヴァルグラン
同馬が本格化したのは昨年のアル共以降。この辺りからゲートが明確に速くなり(腰に力がついたから)行きっぷりが良化。この時期以降の戦績で評価したい。
基本的な馬キャラはスタート良く、折り合いも問題なし、直線はギアチェンジは苦手だが徐々に6速に上げていく、というもの。ハーツクライ(というかトニービン)らしい馬だ。必然的に直線の長いコースがベターで府中(2-0-1-0)、京都外回り(0-2-2-0)の一方、内回り(1-1-0-2)と戦績もそれを表している。どうもコーナーで促すと終い甘くなる傾向にあり、昨年の有馬・今年の宝塚(シャケトラに4角並ぶ間もなく捲られた)・今年の阪神大賞典はすべてそんな形だった。
前走JCは得意コースで1番枠から内有利馬場をロスなく運ぶ文字通り完璧な一戦。今回は上げ下げで見れば当然「下げ」なのは明白。ただ14番枠から内に入れず終始4頭分外を回された昨年でも6着なので、完全軽視は禁物で押さえまでの評価が妥当か。

スワーヴリチャード
最大の売りはギアチェンジ性能。デビュー戦のラスト1Fが推定10秒8、東スポ杯のラスト2F目が推定10秒6などその性能は超一流。反面、前述東スポ杯ではラスト1Fでブレスジャーニーに差された上にムーヴザワールドにも詰められ、皐月賞はコーナー最速11.4秒を大外で脚を使い切り直線伸びなかったようにその脚は長続きしない。ラスト2F勝負になったダービーは完全に流れが向いたとも言える2着だった。
そして迎えた前走だが、これが春までの評価を一変させる一戦。道中最遅ラップが12.3秒と流れる中、道中は内々の中段。ラスト5Fから11.8-11.8-11.9-11.6-12.1とロンスパ気味になり、11.6秒の地点で楽々抜けてラスト200mは抑え気味の完勝だった。まあ府中なので過大評価は禁物だが、レースのラスト5F59.2秒と悪くない流れの中で直線一脚使い、ラストまで余裕があったことは素直に強い内容だった。キタサンブラックが作るだろう流れにも合致しそう。これまでのレースを見る限り立ち回りは巧いので内枠が取れれば重い印を献上することになりそう。あとは右回りだけ。

トーセンビクトリー
コーナリングの巧さと長続きしない脚。ベストは小箱だ。条件戦だが西部日刊S杯なんてかなり強かった。ただし小箱なら良いかというとそれだけではなく、「終い3F勝負であること」という条件まで付いてしまうから厄介。OP再昇級後だけを見ても顕著で、好走したのは中山牝馬S=ラスト2F戦、クイーンS=ラスト2F戦。逆に小箱で凡走したのはアンドロメダS=ラスト4F戦、マーメイドS=ラスト4F戦、とはっきりしている。
今回はキタサンブラックが作るラスト4~5F戦でしょうから、相当巧く立ち回っても直線半ばで捕まるでしょう。
トゥザグローリー、トゥザワールドの下という血統面では不気味さ漂う同馬ですが、スローの直線勝負にならない限りはノーチャンスでしょう。

ブレスジャーニー
基本的には2歳時の戦績をメインに評価するしかないわけだが、中盤緩んでの3F戦では世代トップであることはスワーヴリチャードを斬り捨てた東スポ杯からも明白。瞬間的なキレは標準的だが持続させることが出来る点で府中もまた〇なんだと思う。
長休明けの菊花賞はノーカンとして、阪神内回りでロンスパ戦になった前走では最後甘くなって前でうまく立ち回ったサトノクロニクルを捕まえられなかった。やはりこれを見ても基本は府中や外回りで中盤が緩む形がベストなんだと思う。とは言え、浅いキャリア・休み明け2戦目・初の右回りなどを考えるとまだ上昇の余地はあって、3Fとは言わずとも4F戦程度なら食い込んでくる余地はあると思う。

ミッキークイーン
全16戦で馬券内を外したのは3度のみ。その高い総合力で牡馬相手でも健闘する彼女だが牝馬限定戦でも取りこぼしが多いのは、牝馬限定戦は仕掛けどころが遅れる=キレ勝負になりやすいから。要はいわゆる牝馬らしくスパッとキレる脚がない。バテ差しタイプだ。
キャリア中で特筆すべき戦績は「オークス勝ち=5Fロンスパ戦」「秋華賞=4Fロンスパ戦」「2017阪神牝馬S=減速ラップ」。スローでラスト3Fから11.1-10.8の2017ヴィクトリアマイルやラスト3F戦の2016&2017エリ女は負けて当然。6Fロンスパ戦になった2017宝塚記念で3着に食い込んだように流れが向けば牡馬相手でも戦えるし、むしろガチンコになりやすい混合戦だからこそ走れると言える。あとキタサンブラックが作るラップは向くとも言える。
昨年の有馬は5Fロンスパ戦で5着も今年はサトノダイヤモンド・ゴールドアクターは不在。昨年より小粒な印象のメンツなら、流れさえ向けば一角は崩せる。


ルージュバック
2歳時にはそのギアチェンジ性能が注目されたが、古馬一線級に入るとその武器も大したものではなくなった。基本的にはスピードに乗ってからのノーブレーキで末脚を持続させてこその馬。ただしロンスパ性能は持ち合わせていないので、3F戦がベスト。
府中は長い直線であるが故に3~4角で上がることが少なく、どうしても直線勝負になりがち。物理的なコースは幅も広く、あらゆる面で同馬にベストの舞台である。
裏を返せば中山はあまり向かない舞台。直近でオールカマーを買っているが、あれはマイネルミラノがペースを引き上げて2番手以下は3F戦(レースラップをバカ正直に見てはダメ。あれはマイネルミラノのラップ)。しかも馬群がばらけてのノーブレーキで行けたものであった。
2015有馬記念と同様、今年もある程度密集しながらの4F戦が濃厚。当時も残り200mで末を失くしたが今回も同様の展開になると考えるのがロジカルな考え方。


レインボーライン
一言で馬キャラを言い表すのは難しいが、ざっくり言えばバテ差しタイプ。11秒前半の脚は持ち合わせていないので、例えば府中なんかで好走するためには地震が着に好走したNHKマイルCのように、平均的に速いラップを刻んでの減速ラップになる必要がある。
でここからが厄介で、バテ差しタイプは通常追ってからどこまでも伸びるという馬が多いが、この馬はリミットが少ない。「末脚」というガソリンタンクがあったとすると、その搭載量は非常に少ない。一見仕掛けが遅い札幌記念や菊花賞は早めに仕掛けたらあの好走は無かったと思われる。その証左として今年の宝塚記念が挙げられる。6Fの超ロンスパ戦、普通のバテ差しタイプなら絶好の流れだが、3~4角で脚を使ったがためにラストはバテた。前走JCで極端に下げて仕掛けを我慢したのは、岩田が3度目の騎乗で馬を理解したからだと思われる。
基本的に4~5Fのロンスパ戦は向くはずだが、好走するためには上述したようにギリギリまで脚を溜める必要がある。仮説が正しければ岩田はそれを理解しているので、インに潜り込んでギリギリまで我慢するはず。全てが巧く運べれば2~3着は十分ある。ただし勝ち切れはしないはず。


ということで全頭分析は以上。

今日は追い切り特注馬をご紹介して終わります。
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フットワークのキレ、可動域共に文句なし。坂路を真一文字に駆け上がってきた姿は万全のデキを思わせます。


有馬記念徹底検証【DAY4】

有馬記念徹底検証【DAY4】は登録各馬を分析します。
まずは前半の8頭です。

カレンミロティック
先行して終い一脚使えるのが同馬の最大の特長。近2年でのハイライトは2度の天皇賞春での好走だが、あれは高速馬場の内枠を利したところが大きい。メルボルンCからの長休明けを叩いた前走アル共はアルバートと時計差無しならそこまで悲観する内容ではないが、当時は内有利馬場、かつアルバートがG1では頭打ちという状況を考えると9歳馬に印は打てないか

キタサンブラック
あえてここで書くまでもない同馬。究極のキレがない分をロンスパ総合力戦に持ち込んでここまでの戦績を上げてきた。目立った先行馬が少ないここも武豊のレースメイクでの4~5Fロンスパ戦になる見立てで間違いないだろう。
能力は現役屈指、コースも距離もベストではないが問題なし、同馬を知り尽くした鞍上、まともに走れば最も馬券内は堅いと思われる。
ただ「まともに」走れるかどうか。懸念は臨戦過程。昨年は京都大賞典(中7週)JC(中4週)有馬、だったのが今年は天皇賞秋(中4週)JC(中4週)有馬、と昨年よりも詰まった間隔。しかも天皇賞秋は極悪馬場、JCは昨年より1秒速いペースで出し切ったもの、と明らかに消耗度は昨年より上。更に1歳加齢。春は大阪杯→超レコードの天皇賞春を経て宝塚で凡走した「前科」があるだけに、ここは疑ってかかるのも一つの手ではある。

クイーンズリング
府中牝馬S、エリザベス女王杯共に昨年より内容は劣化。増え続ける馬体重。繁殖の準備に入ったか。苦戦必至。

サウンズオブアース
基礎体力がないのでG1レベルで激走するとその後が続かない。加齢と共にその傾向は強まっていった。今期は札幌記念でまずまずの走りを見せた後の2走の内容が酷い。狙いは立てづらい。

サクラアンプルール
最大の長所は一瞬のキレだ。札幌記念で大外から瞬時に抜け出したように、ギアチェンジ能力は現役でも指折り。反面その脚は長く続かない。件の札幌記念でも一度は一瞬で交わしたヤマカツエースにラストは詰められた。そうした長所を活かせて弱点を隠せるのが(3-1-1-0)と馬券を外していない中山コースだ。ただし、超一線級相手だとどうだろう。ヒントは中山記念。ややロンスパ気味の流れから4角最内を突いて直線入口でそのギアチェンジ力を利して差を詰めたが結局ネオリアリズムには押し切られた。超一線級はそのギアチェンジ力を使っても、まだ前で脚を使っている。ロンスパの流れでは恐らく無理。超スローで直線だけの競馬になって初めて出番がある。ただその場合でも大外を回したがる(最内を突くことが極端に少ない)この鞍上は不安だ。

サトノクラウン
昔から馬キャラは変わらず、とにかく11秒前半を求められる流れではノーチャンス。今年だけを見ても大阪杯は2番手以下はスローで、4角~直線で11秒前半で流れてついて行けず。JCも直線入口からペースが上がりラスト3F目で11秒3を刻んで、ここで置かれて終了(300mからミルコは追っていない)。逆にやや馬場が渋って速い脚が求められなかった京都記念・ミルコのファインプレーでラスト6F戦に持ち込ませた宝塚記念、極悪馬場の天皇賞秋では結果を残した。
さて有馬記念。元来中山は向くはず。ただ先週からやや時計が掛かり始めたとはいえ例年より馬場が生きているのはやや不安。更に目立った先行馬がおらずレースが武豊の掌中に収まりそうなもの問題だ。邪魔が入らなければ豊は瞬発戦ともロンスパ戦とも取れない分水嶺でのラップを踏むはず。一定の速い脚が求められる流れになるはずで、そうなれば出番は無くなる。

サトノクロニクル
とりあえず追い出してからの反応が鈍い。スピードに乗り切るまでに時間が掛かるので直線が長いコースでないとダメ。これはひと夏越しても変わっていなかった。そしてコーナー加速が拙い。ここに向けて参考になるのがセントライト記念なわけですが、スローからの3F戦。大目に見て5Fのエセロンスパ戦。コーナー加速がイマイチなために4角で置かれかけて、直線は前が邪魔になりやや仕掛けが遅れる。アルアイン・ミッキースワローに一気に交わされ、ゴール前じりじり詰めたという内容。追い出しが遅れたエクスキューズはあるが、あれとてコーナー加速がスムーズなら陥っていない現象なわけで、要は小回りでは不利を受けやすい馬ということ。これで古馬超一線級相手になるのだから厳しいと言わざるを得ないでしょう。

シャケトラ
6速は持ってないが5速で走り続けられる馬。Halo3×4持ちらしく機動力は抜群で小回りはぴったり。前走のJCにしても4角ではもっとも手応え良く直線に向いてきた。
白眉は今年の日経賞。後半5Fを自身58.2秒程度でまとめた内容は秀逸。天皇賞春は内から出負けして出して行ったら掛かってアウト。宝塚記念は残り6Fから11秒を刻むキタサンもシュヴァルグランもバテる苦しい流れを唯一残って4着。天皇賞秋は府中2000mの18番枠の時点でアウトだが馬場も極悪で競馬せず度外視。JCは直線キレず春天と同じような負け方。ようやくまともに競馬が出来そうなのが今回でキタサンブラックが作るロンスパ戦なら日経賞の再現は十分に可能。あとは馬体重。絞れて欲しい。


今回はここまで。
明日は残りの8頭を見ていきます。

本日は「有馬記念フェスティバル」に当選しましたので参加してきます。
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有馬記念徹底検証【DAY3】

有馬記念徹底検証【DAY3】です。

今回も過去データから話を進めます。

有馬記念の舞台は中山芝2500m。コーナーを6回周り直線は310mしかないコースですから、かなりトリッキーといえますね。
半分はコーナーを回っているという感覚で、故にコース実績・小箱実績が問われる舞台であると言えます。

秋の古馬中長距離の王道は天皇賞秋→JCであり、またそれ以外のステップとなるG2・G3もアル共やチャレンジCと全て大箱コースで行われるものですから、そこでの実績に騙されないことが必要です。
3歳や古牝馬にしても、京都外回りの菊花賞や女王杯がメインステップになる訳ですから同様です。

ということで中山または小回り実績に着目して過去の好走馬を見ていくと、4人気以下で好走したほとんどの馬に実績があることが分かります。

2015年ゴールドアクター(8人気1着)→出走なし
2015年サウンズオブアース(5人気2着)→同年日経賞4着(上がり最速)
2015年キタサンブラック(4人気3着)→同年セントライト記念1着・スプリングS1着
2014年ジェンティルドンナ(4人気1着)→出走なし
2014年トゥザワールド(9人気2着)→同年皐月賞2着・弥生賞1着
2013年ウインバリアシオン(4人気2着)→出走なし・前年日経賞2着(上がり最速)
2012年オーシャンブルー(10人気2着)→出走なし
2011年エイシンフラッシュ(7人気2着)→同年宝塚記念3着
2011年トゥザグローリー(9人気3着)→同年日経賞1着・前年有馬記念3着
2010年トゥザグローリー(14人気3着)→同年中日新聞杯(小倉開催)1着
2009年エアシェイディ(11人気3着)→同年AJCC2着・前年有馬記念3着
2008年アドマイヤモナーク(14人気2着)→同年日経賞3着(上がり最速)
2008年エアシェイディ(10人気3着)→同年AJCC1着
2007年マツリダゴッホ(9人気1着)→同年オールカマー1着・AJCC1着
2007年ダイワスカーレット(5人気2着)→同年秋華賞1着
2007年ダイワメジャー(6人気3着)→前年有馬記念3着

過去10年で4人気以下で好走した16頭の内、同年の中山or小箱重賞で実績があったのは10頭。
この10頭の前走実績を見ると・・・
・菊花賞1着
・菊花賞16着
・JC8着
・JC11着
・中日新聞杯1着
・JC5着
・JC12着
・天皇賞秋5着
・天皇賞秋15着
・秋華賞1着
こんな感じです。
2桁着順4頭をはじめとして、前走5着以下から平気で巻き返している例が多数。
これはいかに適性が重要かを物語っていますね。

これらを踏まえて今年の登録馬で同年or昨年に中山・小箱重賞実績がある馬=穴馬候補をピックアップして今日の締めとしましょう(人気馬除く)。

サクラアンプルール→同年札幌記念1着・同年中山記念2着(上がり最速)
サトノクラウン→同年宝塚記念1着
シャケトラ→同年日経賞1着
トーセンビクトリー→同年中山牝馬S1着
ミッキークイーン→同年宝塚記念3着
ヤマカツエース→同年大阪杯3着
ルージュバック→同年オールカマー1着

上記6頭で最も心惹かれるのはこの馬でしょうね
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小回りでの加速力はいかにもHalo3×4らしい同馬。小箱の長丁場はドンズバの条件。
ここへ向けて布石を打った前走、鞍上の継続騎乗も心強いところ。あとは真ん中ぐらいのゲート番を取れれば。内すぎるのはこの馬にとってはマイナス。


有馬記念徹底検証【DAY2】

有馬記念徹底検証【DAY2】です。

今回はまず前走レース・着順別成績を見ていきますが、ここで重要なのは4歳以下と5歳以上とに分けて考えるということです。

昨日も書きましたが、シーズン最終盤のレースですから余力が残っているかどうか、言い換えれば走れる状態にあるかどうかが重要であります。
基礎体力がある若馬は多少の無理が効きますが、基礎体力が低下している5歳以上馬は無理が効かないことは歴史が証明しています。

まず分かりやすい5歳以上馬の前走レースと着順を見ていきます。
5歳以上馬で馬券に絡んだのは21頭。長くなりますが、その21頭の前走内容を列挙します。

マーベラスサンデー・・・宝塚記念1着中24週
ダイワテキサス・・・JC5着
アメリカンボス・・・JC10着
トゥザヴィクトリー・・・JC14着
タップダンスシチー・・・京阪杯5着
タップダンスシチー・・・凱旋門賞17着
シルクフェイマス・・・天皇賞秋10着
リンカーン・・・JC4着
ポップロック・・・メルボルンC2着中7週
ダイワメジャー・・・マイルCS3着中5週
ダイワメジャー・・・マイルCS1着中5週
アドマイヤモナーク・・・JC12着
エアシェイディ・・・天皇賞秋5着
ドリームジャーニー・・・天皇賞秋6着
エアシェイディ・・・JC5着
ルーラーシップ・・・JC3着
オルフェーヴル・・・凱旋門賞2着中11週
ウインバリアシオン・・・金鯱賞3着
ジェンティルドンナ・・・JC4着
ゴールドシップ・・・凱旋門賞14着
ゴールドアクター・・・JC4着デー

21頭中、前走G1で馬券に絡んでの臨戦馬はたったの6頭。中長距離最高峰のG1としては驚くべき低い数字だと言えます。
しかも6頭中3頭は中7週以上と間隔が開いていた(体力の回復が可能)なもの。
そしてダイワメジャーは物理的に中長距離より消耗が少ないマイルCSからの臨戦。
完全な例外はルーラーシップのみで、そのルーラーシップとて有馬記念では3着でした。

今年はキタサンブラックとシュヴァルグランが王道路線であるJCで馬券に絡んでの臨戦。しかもキタサンは道悪の天皇賞秋も好走しての臨戦ですから、過去データ的にはかなり厳しいと言わざるを得ません。


一方、3・4歳馬の臨戦過程は様々。
3歳なら菊花賞、4歳ならJCが主要ステップになりますが、着順は問わず。大敗から巻き返したり、G2敗退から連絡みするような例もありますので、あまり臨戦過程には拘る必要はなさそうです。

明日も過去データを掘り下げます。
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有馬記念徹底検証【DAY1】

今週末は有馬記念。

競馬人にとってはお祭りのようなレースですから、特別企画として当ブログでもこのレースぐらいは毎日記事にしていきたいなと思います。



まずはレースを知るということで【DAY1】では過去傾向を拾っていきましょう。
尚、注釈がない限りデータは過去20年のものです。


上記は全頭対象の枠番別成績。
コーナー6回の中山2500mですから、当然のごとく内枠有利のデータ。


そして上記は4人気以下馬に限定した枠番別成績。
外枠の酷さが際立ちます。
ちなみに8枠唯一馬券に絡んだアドマイヤモナークの年は14頭立てとフルゲート割れ。
フルゲートでは8枠人気薄は壊滅です。


こちらは逆に3人気以内馬に限定した枠番別成績。
人気馬になると枠の有利不利はなさそうですが、8枠で勝った2頭は共に12頭・14頭立てとフルゲート割れ。
人気馬にとってもフルゲートの8枠は死に枠です。

続いて年齢別成績。

基礎体力で優位に立つ3歳・4歳馬が優勢。年度末ということもあり5歳以上馬の成績は奮いません。
このあたりは以前に書いたキタサンブラックは有馬記念で走れない?シュヴァルグランの有馬記念の記事をご参照頂ければと思います。


次に人気別成績。
1~3人気馬が全て着外に沈んだのは2回。
逆に3頭全て馬券に絡んだのは1回のみ(昨年)。
1頭だけ馬券に絡んだのが7回。
2頭馬券に絡んだのが10回。

一方、5人気以下のいわゆる人気薄は、23頭の3着以内馬を出しており(シェア38.3%)、過去20年中16年で5人気以下馬が少なくとも1頭は馬券に絡んでいます。

3連複なら1列目に人気馬1頭、2列目に人気薄を2頭程度、3列目は手広くという形が最も有効だと言えるでしょう。


とりあえず今回はここまで。
次回もデータを掘り下げます。

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結果(2017年12月3週)

先週は阪神JFを現地参戦し、そのまま帰省。
ブログを更新出来ませんでしたが、今週から通常営業再開です。

さて朝日杯FSはダノンプレミアムが完勝。
大飛びで究極のギアチェンジ戦は苦手も、5速でどこまでも走り続けられる能力は稀有な才能で、過去の名馬で例えるなら最近ではダイワスカーレットやメジャーエンブレムタイプでしょうか。

これだけの基礎スピードを有していてゲートも速いのは競走馬としては最強かつ最も安定的で今後も大崩れはないでしょうね。
ただあれだけストライドが大きいと中山2000mというタイプでもないですし、ダービーは距離が長そう。狙うならNHKマイルでしょう。
ただ現実はクラシック路線を進むことになるのでしょうし、そういう無理な選択で競走馬としてダメになった馬は枚挙に暇がなく、陣営には勇気を持ってもらいたいところ。

これがヨーロッパなら2000ギニー→セントジェームズ→ジャックルマロワ的に進めるのですが、日本では路線が整備されてませんしNHKマイルの価値はまだまだ低いですからね・・・

さて、では12月3週の成績を振り返ります。

【複勝】
投資数:7
的中数:5
投資金額:7,000円(1点1,000円計算)
回収金額:10,900円
週間回収率:155.7%

【3連複】
投資数:7
的中数:4
投資金額:14,700円(1点100円計算)
回収金額:26,780円
週間回収率:182.2%


【主な的中】
12月16日(土)阪神8R
1着:メイショウテムズ(6人気・軸馬指定
2着:ネクストムーヴ(7人気・相手指定)
3着:スズカフリオーソ(2人気・軸馬指定
3連複:8,950円×2(各軸馬からのダブル的中)
3連単:69,350円×2(各軸馬からのダブル的中)

メイショウテムズ・スズカフリオーソそれぞれから推奨していましたが、2頭共に馬券内に!
ダブル的中となりました。

12月16日(土)阪神10R
1着:キーグラウンド(5人気・軸馬指定
2着:ロードアルペジオ(1人気・相手指定)
3着:フォーハンドレット(6人気・相手指定)
3連複:7,540円
3連単:47,670円

1人気馬が絡んでしまったために最低限の配当になりましたが、5人気馬を軸に推奨出来ている限りは、ちょっとしたことで3連複3万馬券以上(3連単10万馬券以上)が転がり込んできます。


爆発はしませんでしたが、軸馬が安定的に走ってのプラス収支となりました。
上にも書きましたが、今週推奨した軸馬7頭に1人気馬は無し。
中穴帯を軸馬にして複勝率40%程度ありますから、プラス収支になるのは自明の理。
今年も残り開催日3日間となりましたが、最後にもう一回大きい花火を打ち上げて2018年に繋げます。
ご期待下さい。


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結果(2017年12月1週)

「思い込み」というのは怖いもの。チャンピオンズCは正にそういう結果だったのではないでしょうか。

直近3走で交流G1を2勝、2着1回だったコパノリッキーが単勝9人気に留まったのは、過去3回のチャンピオンズCの結果から「スピードコース向き」と思われたからでしょう。また、揉まれ弱い=最内枠は最悪、という単純な思考になった人も多かったでしょう。
同じく同年のフェブラリーS覇者のゴールドドリームが8人気に留まったのも昨年の同レース惨敗と1800m超の成績が「中京1800mでは無理」と思わせたからでしょう。

馬は物を言わない動物だけに、それまでに見せたパフォーマンスで判断するしかないのですが、そういう思い込みはしばしば誤っていることがあるということでしょう。

改めて競馬は難しいと感じたレースでした。

では、12月1週の成績を振り返ります。

【複勝】
投資数:5(1頭競走除外)
的中数:0
投資金額:5,000円(1点1,000円計算)
回収金額:2,100円
週間回収率:42.0%

【3連複】
投資数:5
的中数:0
投資金額:10,500円(1点100円計算)
回収金額:       0円
週間回収率:0.0%


3連複は2週連続のボウズ。
会員様におきましては、2週続けてご期待に応えられず申し訳ございませんでした。

特に言い訳はなし。
弓を思いっきり引っ張って溜めている状態、と思えば次週以降の確変しか頭にありません。
一発当てれば余裕の逆転。今年も残り3週+1日、きっちり締める所存です。


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